訪問歯科

ご自宅・施設等で歯の治療を

訪問歯科について

訪問歯科診療用の設備を準備したスタッフが車でお伺いいたします。いつもの環境で無理なく歯の治療が受けられる安心のサービスです。
千歯会は訪問歯科診療に力を入れておりますのでお気軽にご相談ください。

Visit dentistry

こんな症状・お悩みでお困りではありませんか?

  • 身体が不自由で通院が難しい
  • 寝たきりでもお口のケアをしたい
  • 嚥下障害があり、食事を飲み込みにくい
  • 食事の時にむせてしまう
  • 誤嚥を予防したい
  • 虫歯や歯周病の治療がしたい
  • 入れ歯の調整がしたい

摂食嚥下の専門医・認定医が在籍

歯科医師 三上 久里子

摂食嚥下の専門医・認定医が、
ご自宅などにお伺いいたします

むせる、飲み込めない、噛めない、誤嚥する、、、食べることに問題があることを”摂食嚥下障害”といいます。
その結果、体重が減少したり、発熱、肺炎を繰り返してしまいます。
加齢による飲み込む筋力の低下、認知症、脳卒中、神経筋疾患、外傷、先天的疾患、癌等とその原因は様々です。摂食嚥下リハビリテーションで回復・維持が望めるもの、リハビリを行うよりも食事の形態や姿勢の調整の方が効果的であるケース等、その対応も様々です。
胃ろうだが楽しみ程度で良いから口から食べたい、好きだったものをまた食べたい。食べさせてあげたい。たとえ言葉を発することが出来ない場合でも、”食”は人と人のコミュニケーションになり得ます。
ご本人とご家族の気持ちに寄り添い、安心、安全に楽しく食べていただくために最善を尽くします。

摂食嚥下とは

「口の中に含んだ食べ物を咀嚼し、飲み込むこと」を摂食嚥下といいます。健康であれば問題なく機能しますが、加齢や病気などによってうまく機能しない可能性があります。
嚥下がうまくできないと、食べ物や飲み物が誤って気管に入り込んでしまい、誤嚥を起こしてしまうリスクがあります。また、お口の状態が清潔に保たれていない場合は、唾液が気管内に侵入し、誤嚥性肺炎を引き起こす恐れもあるのです。健康状態に悪影響を及ぼし、重症化すれば死に至るケースもあります。
摂食嚥下障害の疑いがある方は、誤嚥性肺炎や脱水・低栄養などが起こる可能性が高まりますので、早めにご相談ください。

摂食嚥下障害の原因

摂食嚥下障害の原因はさまざまです。多くは加齢やドライマウスによるものです。一方で脳梗塞・脳出血・くも膜下出血・認知症・パーキンソン病など、病気の発症後にもみられます。交通事故による脳や脳幹への影響、脳神経の損傷なども原因のひとつです。
摂食嚥下障害の予防として、嚥下体操などもあります。嚥下に必要な筋肉を積極的に鍛え、機能の衰えを未然に防ぎましょう。
気管に細菌や食べ物が入ると、誤嚥性肺炎の原因になります。

全身の健康と口腔内は繋がっています

口腔内細菌と内科的疾患との関連性、咀嚼の機能と老化、痴呆の関連性など、口腔環境は全身の健康と密接に関係しています。
特に寝たきりなど歯科医院にあまり行けない環境にいる方は、お口のケアが疎かになっている可能性が高いです。誤嚥性肺炎、糖尿病、感染性心内膜炎、虚血性心疾患などにならないように、丁寧にケアを行いましょう。

嚥下内視鏡検査(VE)

嚥下内視鏡検査(VE)とは

嚥下内視鏡検査(VE)とは、鼻からのどにかけて鼻咽腔ファイバーという特殊な内視鏡を入れ、食べ物や水分がどのように嚥下しているかをチェックする検査です。
食べ物や水分を飲み込めているか、気管に入っていないか(誤嚥)、唾液やたんなどの詰まりの有無などを調べます。また、嚥下に関係する声帯の動きも検査が可能です。

嚥下内視鏡検査(VE)の方法

検査方法はまず、鼻の穴から内視鏡を入れます。その状態で食べ物や水分を飲み込んでいただき、のど(咽頭)の動きや誤嚥の有無などを観察します。
嚥下内視鏡検査なら嚥下造影検査(VF)とは異なり、造影剤の使用や透視室での検査が必要ありません。院内はもちろん訪問診療でも対応でき、ご自宅や施設にいながらでも検査のご利用が可能です。検査時間も20分~30分ほどで、体にかかる負担を抑えられます。

嚥下内視鏡検査(VE)の結果をもとに行う嚥下治療

嚥下内視鏡検査(VE)をもとに、摂食嚥下障害(飲み込みの障害、食べる機能の障害)の摂食嚥下の専門医、摂食嚥下リハ学会認定歯科医師が一人ひとりにあわせて、嚥下機能の訓練やお食事のサポートを行います。 千歯会では、摂食嚥下の専門医、摂食嚥下リハ学会認定歯科医師がご自宅にお伺いしますので、気になる症状の方がいらっしゃいましたら一度ご相談ください。

食事観察(ミールラウンド)による口腔機能の維持

千歯会では管理栄養士監修のもと、食事観察(ミールラウンド)を実施しております。
食事形態のチェックを行うことで安心安全にお食事を楽しんでいただきます。

管理栄養士が食事を管理

摂食嚥下の専門医・認定医と管理栄養士が連携して、食事観察(ミールラウンド)を行います。有資格者が管理することで、一人ひとりに応じた食事をご提案することが可能です。

しっかりと噛むことが体の健康に繋がります

  • 脳の働きを活発にします

    噛む運動は口の多くの筋肉によって起こります。これらの筋肉を動かす信号は脳から送られてくるので、噛む運動を繰り返している間は、絶えず動いていることになります。

  • 誤嚥や肺炎を防ぎます

    食べる動作は一連のものです。食べ物を見て・口に入れて・噛んで・と進めていくうちに、体が飲み込む動作の準備を始めます。しっかり噛んでこの準備をするとうまく飲み込みますが、口に入れてすぐ飲み込もうとすれば気管に入ってむせてしまうこともあります。

  • 体の機能の低下や寝たきりを防ぎます

    噛む運動は体の血液の流れをよくします。また、不思議なことに噛む時には口の筋肉だけでなく手足の筋肉にもわずかながら動きが起こります。
    食べ物をよく噛むことで体中の動きが活発になります。

  • 胃を守り、栄養の吸収をよくします

    しっかり噛むと食べ物は小さくなり、唾液が出て混ざります。この状態で飲み込むと無理なく体に吸収されます。逆に噛まずに飲み込むと胃に負担が多くかかります。このため歯が悪いと胃も悪くなってしまいがちです。

  • 顔の表情も豊かになります

    噛む運動は顔面に筋肉刺激を与えます。
    また口をよく動かすことで、しゃべることもうまくでき、自然と会話が増えることになります。

  • しっかり噛むことは健康を守る第一歩です

    ぐらぐらの歯があったり、入れ歯があってなかったりすると、噛むことが難しくなり体の健康にも良くありません。
    早めに検診や治療を受けましょう。

診療エリアマップ

医院を中心とした半径16km圏内が対象となります

診療エリア詳細

  • 山武市
  • 東金市
  • 九十九里町
  • 大網白里市
  • 白子町
  • 茂原市
  • 長生村
  • 八街市
  • 千葉市若葉区
  • 千葉市中央区
  • 千葉市緑区
  • 長柄町
  • 市原市

訪問歯科診療のよくあるご質問

誰が利用できますか?

対象は、お一人での通院が困難な方となります。
(*主に介護保険をご利用の方や重度心身障がい児など)
TEL. 0475-53-6260(医事課)までお問い合わせください。

誰がまわって来ますか?

歯科医師・歯科衛生士・看護師・栄養士・介護福祉士等・その他、患者様の状態に合せた専門のスタッフがお伺いします。

何を用意すればいいですか?

保険証等が必要となります。診療で出た廃棄物はこちらで持ち帰ります。
水場やコンセントをお借りする場合もございますので、あらかじめご了承ください。
駐車場が無い場合は、事前にお申し出ください。

付き添いは必要ですか?

初回時は、ご記入いただきたい書類がございますので、ご家族または担当ケアマネージャーさんが同席してくださるとスムーズな手続きが可能となります。
2回目以降は付き添いの方は不在でも差し支えありません。

お支払いの規定はありますか?

原則、治療は介護保険と医療保険の適応となります。
なお、診療の内容によっては一部保険外のもの(保険外の入れ歯やかぶせ物等)もございますが、その際には担当者より事前にご説明いたします。
また、当院では、ご自宅までの交通費はいただいておりません。

訪問歯科診療のお申し込みはこちらから

申し込み依頼書をダウンロード後、必要事項をご記入のうえ、FAXで送信いただくか、
下記のお問い合わせ先までお電話ください。

訪問歯科受付

訪問歯科総合事務 TEL. 0475-53-6260