症例紹介

片貝デンタルクリニック

【訪問歯科】嚥下評価・口腔機能改善

症例情報

症状 飲み込みを見てほしい。
(脳梗塞を発症し、病院から自宅へ戻ったところ飲み込みづらい症状があった。)
年齢・性別 80代 女性 在宅【訪問歯科】
治療期間 ①嚥下内視鏡検査 1回 30分程度

②上下義歯作製(調整含む) 5~6回程度 約2カ月
治療方法 ①嚥下内視鏡検査

②嚥下内視鏡検査の検査結果を踏まえ
→上下の義歯の作製・嚥下訓練・ストレッチ・構音訓練・呼吸訓練の指導・口腔衛生管理指導
費用 ①嚥下内視鏡検査 (1割負担) 1000円程度 
※管理料含む料金 (1割負担) 検査4000円程度 訓練3000円程度

②上下の義歯作製 (1割負担) 約16500円程度
→作製後も1~3カ月程度の調整が必要。使用可能になった後も義歯の内面や嚙み合わせの確認・調整を定期的に行う必要があります。
デメリット・注意点 ①嚥下内視鏡検査(VE: Videoendoscopic Examination of swallowing)は、内視鏡を鼻から挿入し、食べる前・食べた後の喉の動きを見る検査となります。
自宅や病院などの場所を選ばず検査を行うことができます。
内視鏡から得られる情報も多いですが、それだけではなく、今の全身状態や既往歴、内服薬や口腔内の状態を把握していく必要があります。
決して内視鏡検査を行うことで食べれる訳ではありません。

②義歯は作製後、すぐに不便なく使えるわけではありません。
義手や義足のように食べるための補装具となりますので、使うためのリハビリが必要となっていきます。
義歯を初めて使用する人は、慣れるまでに時間がかかります。


備考 現在、義歯(入れ歯)も幸いなことに慣れて使用できたほか、
ご家族の協力もあり日々のリハビリ(嚥下以外も離床を積極的に行った)ことで、発話も増え、
1日に1回は好きなものを食べる(旬の果物やおやつ、ケーキ等)ことができるようになりました。
また、最近は以前通っていた喫茶店にも行けるようになりご本人のQOLも向上したと感じています。

治療詳細

  • 初回内視鏡検査評価時

  • 嚥下内視鏡検査の様子

    ※写真掲載許可済

  • 嚥下内視鏡検査時のお食事の様子