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風邪をひいてしまった時の食事
こんにちは。
年が明けて早くも1カ月が経とうとしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
まだまだ寒い日々は続きますが、巷では風邪・インフルエンザの流行が猛威を
ふるっています。
以前のブログで免疫力アップに関するお話をしてきましたが、対策を講じていても
かかってしまう時もありますよね。
今回は、風邪やインフルエンザに罹った時の
食事についてお話いたします。
風邪、インフルエンザに罹った時の食事、と言っても
特定の食品を食べたことで治るということを保証するものではありません。
症状の緩和に役立つような栄養素や食事の摂り方についてご紹介しますので、
ぜひ参考にしてみてください。
・発熱したとき
発熱をしているときは、いつもより多く汗をかいたりと脱水が起こりやすくなります。
普段よりもこまめな水分補給を心がけましょう。
ナトリウムやカリウムなどを含み、吸収の良いスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
スポーツドリンクは通常では砂糖を多く含み、カロリーも高くなるため飲む量には注意が必要ですが、
発熱していて食事があまりとれないときは良いエネルギー源となります。
また、胃腸の働きが弱まるため消化の良いものを食べるようにしましょう。
・おかゆ
・うどん
・スープ など
ゼリーやプリンなどは喉越しが良く、喉に痛みがあるときでも食べやすいです。
・喉の痛みが強いとき
野菜ジュースやレモネード、ゆず茶などビタミンを多く含む飲料がおすすめです。
ビタミンAには、粘膜を維持する働きがあるとされており、風邪の予防にも役立ちます。
ビタミンA…ほうれん草やにんじん、レバーなどに多く含まれます。
また、はちみつには炎症を和らげたり、殺菌効果があります。喉が痛いときには
はちみつが入ったのど飴を舐める方もいらっしゃるのではないでしょうか?
吸収が早く、エネルギーに変わりやすいため栄養補給にもおすすめです。
そのままでも飲料に混ぜても良いですね。
※注意:1歳未満の乳児は「乳児ボツリヌス症」を発症する恐れがあるため、
与えないようにしましょう。
・避けた方が良いもの
脂っこいものや消化に悪いものは、刺激になり吐き気を催したり、
消化に時間がかかることで体力を消耗します。
また、アルコールやカフェインを多く含む飲料は利尿作用があり、
脱水の原因になるため避けましょう。
栄養ドリンクを飲むときは、ノンカフェインのものを選ぶようにしましょう。
・熱が下がってきたら…
熱が下がって回復してきたら、元気になったからといってすぐに
いつも通りの食事にするのは控えましょう。
胃腸に負担をかけないように、消化の良いものから少しずつ
いつもの食事に戻してください。
鉄や亜鉛は免疫機能に作用するため、回復後は意識して摂ることを
おすすめします。
亜鉛を多く含む食品
・魚介類(牡蠣、かに、あさり、かずのこやたらこなどの魚卵)
・牛肉(脂身の少ない肩ロースやももなどの赤身)
・大豆製品
・ナッツ類
鉄を多く含む食品
・レバー
・あさりの水煮
・厚揚げなどの大豆製品
・小松菜
風邪をひいたときの食事についてお話ししましたが、食事だけでなく
身体を暖かくしたり、よく睡眠をとって休んだりすることが回復に繋がります。
日々の予防も大切です。規則正しい生活を送りましょう!
管理栄養士 室屋