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◎管理栄養士ブログ

乾燥を予防するための食生活

こんにちは。

連日のように「数年に一度の大寒波」と伝えられており、

地域によっては大雪でご苦労されている方々がたくさんいらっしゃいます。

寒さが和らぎ、少しずつ春の訪れを実感できる日が待ち遠しいのではないでしょうか?

大寒波による乾燥は健康にも深刻な影響を与える可能性があります。

肌荒れ、免疫力の低下、感染症リスクの増加などが挙げられます。

今回は乾燥を予防するための食生活や生活習慣について

少し触れてみたいと思います。

 

乾燥は大寒波による気温と湿度の低下によって皮膚の水分が

奪われやすくなることで発生すると言われています。

乾燥は外部環境によるものと体内環境によるものがあります。

エアコンやヒーターなどの使用が多くなることで、肌や喉の乾燥が加速します。

スキンケアはもちろん大切ですが、体の内側から乾燥を防ぐためにも、

食事からの摂取が大切となります。

 

生活習慣では…

1.水分補給をこまめにする

こまめな水分補給が乾燥対策に必要です。

1日※1リットルから1.5リットルを目安に少しずつとりましょう。

※水分制限等の指示がある場合は指示に従ってください。

 

 

2.良質な睡眠を心がける

質の良い睡眠を取ることで肌の回復力が高まると言われています。

 

3.入浴方法を気を付ける

熱いお湯は保湿成分を奪うため、38~40℃程度のぬるま湯が理想的と言われています。

 

4.適度な運動をする

運動することで血行を促進し、必要な栄養素を届けられます。

運動はストレッチやウォーキングなど無理のない運動を取り入れましょう。

 

5.室内を適正な湿度に調整する

厚生労働省の「建築物環境衛生管理基準」ではエアコンを設置している部屋では

湿度が40%以上70%以下と定められています。

70%を超えるとカビの発生リスクが増えると言われています。

 

乾燥対策に必要な栄養素

 

 

◎たんぱく質

…肌細胞を構成する。

動物性たんぱく質(牛肉、豚肉、鶏肉、魚、乳製品など)

 

◎ω(オメガ)脂肪酸

…肌の保湿力を高め、炎症を抑える。

青魚(サバ、イワシ、サケ)、クルミ、亜麻仁(アマニ)油

 

◎ビタミンA

…皮膚や粘膜を保護し、潤いを保つ。

にんじん、かぼちゃ、レバーなど

 

◎ビタミンE

…抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ。

アーモンド、アボカド、ひまわり油、サバ、

ほうれん草、さつまいも、大豆製品など

 

◎ビタミンC

…コラーゲンの生成、肌の酸化を抑える。

赤ピーマン、セロリ、キウイやいちご、ジャガイモなど

 

まとめ

特定の栄養素に偏ると、他の栄養素が不足するリスクがあります。

バランスの良い食事を意識して摂取することが大事です。