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◎管理栄養士ブログ

夏の隠れ貧血に注意しましょう!

こんにちは。

うだるような暑さが続き、すでに夏バテ気味という方も多いのではないでしょうか。

しかし、体がだるくて疲れが抜けない・食欲がないという症状は

夏バテだけとは限りません。

汗とともに失われる鉄分やミネラル、冷房による代謝低下など

夏は貧血が見過ごされやすく、気づかず悪化することもあるので注意が必要です。

 

今回は貧血について取り上げてみました。

 

貧血には様々な種類がありますが、ここで取り上げる貧血は

鉄欠乏性貧血です。

 

貧血とは?

血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの量が少なくなった状態をいいます。

ヘモグロビンは、酸素を全身に運ぶ働きがあるたんぱく質です。

ヘモグロビンは血流に乗って酸素をからだの隅々まで運んでいます。

そのため、ヘモグロビンの量が低下するとからだの組織に十分な酸素が行きわたらず、

様々な不調が現れるようになります。

 

鉄欠乏性貧血セルフチェック

以下の項目で多数該当する・長く続くなどの場合は、医療機関を受診されると良いでしょう。

☐全身がだるく、疲れやすい

☐めまいや立ち眩みがよく起こる

☐すぐに動機や息切れが起こる

☐爪が割れたり、変形したりしている

☐時折耳鳴りがする

☐シミができやすくなった

☐無理なダイエットをしている

☐顔色が悪く、青白い

☐下瞼の内側が白い

☐氷や凍らせたものを1日に何回も食べたくなる

☐月経の出血量が多い

 

鉄が欠乏する原因

 

①鉄の摂取量が不足しているため

偏食や朝食を抜く、極端な節食が続いている、胃切除等で鉄の吸収が悪くなっているとき等に不足する。

 

②鉄の必要量が増加しているため

成長が著しい思春期、妊娠、出産、授乳期などに鉄の必要量が増加する。

 

③栄養のバランスが悪いため

造血に必要な栄養素(たんぱく質、鉄、造血ビタミンであるビタミンB6・B12、葉酸)が不足していたり

鉄の吸収を良くするビタミンCが不足している。

④大出血や慢性出血により鉄の喪失が著しいとき

胃潰瘍や十二指腸潰瘍、痔などの出血、月経などで鉄が失われる。

 

鉄欠乏性貧血を予防するための食事

鉄は吸収率の低い栄養素と言われています。

鉄欠乏性貧血を予防するためには、毎日の食事から鉄分が不足しないように十分に摂ることが必要です。

特に、鉄の必要量が増加する時期は不足しやすくなるので気をつけましょう。

 

①食事・栄養のバランスを考え、主食・主菜・副菜が揃った食事を摂る。

②たんぱく質を十分に摂る。

鉄はレバーや赤身の肉類、あさり、牡蠣、血合いの多い魚、大豆製品、緑黄色野菜、海藻などに

多く含まれています。特に、ヘム鉄の多い肉類や魚類は有効です。

 

③鉄を多く含む食品を十分に摂る。

肉、魚、卵、大豆製品、乳製品などのたんぱく質を多く含む食品を使った料理を食べるように心がける。

 

④鉄の吸収利用を良くする。

酢、柑橘類、梅干しなど酸味のあるものや香辛料を使って胃液の分泌を良くする。

ビタミンCの多い野菜、いも、果物などと一緒に摂って吸収を促進させる。

造血成分と言われるビタミンB12(レバー、魚の血合い、納豆など)、葉酸(緑黄色野菜など)、

ビタミンB6(いわし、かれい、卵黄など)、銅(貝類、レバー、ごまなど)などと一緒に摂る。

 

⑤食事中に緑茶や紅茶、コーヒーなどは控える。

最近の研究によると、タンニンの影響をそれほど気にしなくても良いそうですが、

お茶類に含まれるカフェインを考えて控えたほうが良いようです。

 

管理栄養士 小川