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冬に負けない体づくりをしましょう!
こんにちは。
これからは空気が乾燥して気温が低くなる冬の時期。
インフルエンザ、コロナといった呼吸器系の感染症やノロウイルスなどの感染性胃腸炎など
様々な感染症が流行しやすく、体調も崩しやすいと感じるのではないでしょうか?
いつも以上に体調管理が大切となりますね。
手洗い、うがい、マスク着用などの感染予防対策はもちろんですが、
身体を守る免疫機能の低下を防ぐためにあれこれと対策を講じるのではないでしょうか?
「○○は健康に良い」とか「□□は身体に悪い」とか「スーパーフード△△」、
「免疫ケア◎◎」、「体脂肪を減らす」などたくさんの栄養に関する食品がありますが、
みなさまはどんな情報をもとに選んでいるでしょうか。
現在は、膨大な情報を瞬時に入手できる環境にありますが、情報の中には虚偽の内容も多々あります。
今回はみなさまがよく目にされる、「健康食品・保健機能食品・機能性表示食品」の
それぞれの違いについてお伝えしたいと思います。
いわゆる「健康食品」と呼ばれるものについては、法律上の定義はなく、医薬部品以外で
経口的に摂取される健康の維持・増進に特別に役立つことをうたって販売されたり、
そのような効果を期待してとられている食品全般を指しているものです。(厚生労働省HPより)
国の制度としては、国が定めた安全性や有効性に関する基準等を満たした「保健機能食品制度」があります。
各保健機能食品の違いは、
栄養機能食品は許可・届出不要の自己認証制、特定保健用食品は許可制、
機能性表示食品は事前届出制
とそれぞれに以下の通り違いがあります。
「保健機能食品」は目的に応じて正しい選択をして活用すれば、食生活を豊かにしつつ
健康に役立てることが可能です。
心と体の健康に深くかかわる「健康の土台」に免疫力があります。
免疫システムは大きく分けて2つに分けられます。
①自然免疫
侵入してきた病原体や、それによって異常をきたした細胞を感知し、
排除する生まれつき備わっている免疫のことです。
②獲得免疫
異物に応じた攻撃方法を記憶する後天的な免疫です。
自然免疫をすり抜けた病原体と戦います。
免疫システムを正常に保つために役立つ食品は様々です。
免疫力を高める食品と栄養素
「ビタミンA」…にんじん、ほうれん草などの緑黄色野菜
「ビタミンC」…キウイ等の果物
「ビタミンE」…種実類
「乳酸菌」…ヨーグルト等の発酵食品
「食物繊維」…海藻類やきのこ
「カロテノイド」…緑黄色野菜、エビ・カニなどの甲殻類、柑橘系の果物
「ポリフェノール」…ココア、チョコレート、赤ワイン、ブルーベリー
などが挙げられます。
適度な運動や、良質な睡眠も免疫力を高めるのに効果的です。
冬の寒さに負けない体づくりを目指しましょう!
管理栄養士 小川